最近、いろんな模型制作者のブログやサイトを見るのですが、電飾が結構多いんですよね。
私の時代は電飾といえば「ムギ球」で、熱を帯びるのでいろいろとテクニックが必要だった記憶があります。今はLEDの普及でその辺りは気にしなくていいようですが、それ以外にLED独特のルールがあるようです。
そういう点も丁寧に解説してあるのがこの「初心者用電飾模型工作入門」です。
実はこの本がリリースされる前にモデルグラフィックスで電飾の特集がありました。
LEDを模型に!「電飾のススメ」Model Graphix 2015年1月号 | OpenMediaLabo Blog / Apple,カメラ,プラモデルの情報など
この特集をメインで書いた「どろぼうひげ」さんの本になります。
LEDを中心とした電飾で必要な部品・工具・知識を紹介
LEDというのは少々扱いの難しい電子部品です。
間に抵抗を入れないといけないし、抵抗値の計算が必要です。電圧も通常の電池だと少々厳しく、その辺りも計算が必要です。
そういう点にも力が入っています。
基礎的なことがしっかりと書いてあるのはとてもステキです。
また、本気でLEDを使うとなると必ず必要になるのが「ハンダ付け」。
そんなハンダ付けの仕方も比較的詳しく解説してあります(実際はもう少し基礎が欲しいところですが)。
数だけでなく多様性も高い作例
作例が多いのもこの本の特徴でしょうか。
ガンダムなどのロボット系からジオラマ、車、宇宙船まで、様々な作例が掲載されています。
それぞれについて作業する上での要点が解説されていて分かりやすいです。
この作例を見ているだけでワクワクします。
ちょっとだけ複雑な回路も掲載
ただ「LEDを点ける」だけではなく、点滅回路についても解説されています。
しかも少々難しい交互点滅まで掲載しています。
比較的簡単な回路でできる方法が書いてありますので、これなら初心者でもできるかもしれません。
電飾に少しでも興味があれば、是非買って欲しい一冊
電飾、というものに少しでも興味があれば、手にとっても損はしない一冊です。
この本を読んで、電飾初めての人は是非始めてください。
レベルを上げたい方にもオススメです。
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