さて、2012年も本当に押し迫ってきました。
既にテレビ番組は年末特有のスペシャル番組や総集編ばかりです。
そろそろまとめ記事も終わりにしたいと思います。今回は本・雑誌です。
本・雑誌といってもジャンルもいろいろありますが、今回はジャンルは気にせず、よかった本を紹介します。
目次
【マンガ】人間仮免中 / 卯月妙子
今年の衝撃作はやはりこれ「人間仮免中」。
購入して一気に読み、涙が止まらなかった。悲しい涙ではなく、辛い涙でもない。ただ、あまりにすごさに涙が止まらなかった。
元AV女優で統合失調症の主人公(作者)が自殺未遂をし、退院してしばらくまでの話が描かれていた。
正直、性をビジネスにすることや精神病に理解が薄い人にはかなりきつい内容かもしれない。
人間の凄さ、人間が持つ愛の凄さを思い知った。心に恐ろしいほど大きく重い大砲を撃ち込まれた、そんな気分。
FBにも書いたが、帯に井浦秀夫さんが書いてらっしゃる言葉
ーこれは、「愛と冒険の物語だ」ー
卯月妙子はあっちの世界の「現実」を、こっちの世界の言葉で語れる希有の人だ。
この言葉に全てが集約されている。
出来ればいろんな人に読んで欲しい、愛に溢れた一冊。
間違いなく2012年のNo.1。
中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい? / NHK_PR1号
Twitter界を賑わわせ続けているNHK_PRさんの秘密が読める本。
なぜ、あのようなツイートが出来るのか、これを読むとよく分かりますが、決して真似できるものではありません。
強靱な精神力とユーモアセンス、決して曲げることのないポリシーを持っている、ということが分かります。
また、震災の時のツイートについてもいろいろな思いが書かれています。リアルタイムで観ていたので、非常に心に来るものがあります。
決してキレイでスムーズではないけど、ネットの海を泳ぐ方法の一つとして、是非読んでおきたい一冊。
銀の匙 / 荒川弘(あらかわひろむ)
ほとんどマンガを読まない私ですが、今年は少しマンガづいていたかもしれません。
これ、大人買いで4冊買って読んでみたら本当に面白くて、完全にはまってしまいました。
農業系高校の物語なのですが、作者が農業従事者だっただけあり、非常に専門的で内容も深い、そういうところが気に入っています。
「もやしもん」に通じるところがありますね。
クーリエジャポン
月刊誌です。COURRiER Japon
。
今年になって定期購読を始めました。
世界の様々なメディアから旬の情報を集めて再編集しています。世界の様々な動き、世界から見た日本の姿が垣間見れる雑誌です。
知らないことをいろいろと知ることが出来る、知的好奇心が満たされる1冊。お勧めです。
フリーカルチャーをつくるためのガイドブック / ドミニク・チェン
今後数年間のキーワードになるのでは、と思っている言葉の一つが「フリーカルチャー」。
そのフリーカルチャーについて解説してあるのがこの本。
著者は「クリエイティブコモンズ」の提唱者、ドミニク・チェン。
詳しくは書きません。是非一読下さい。
他にも紹介したい本はたくさんあるのですが、私の中で2012年を象徴する本ということで紹介しました。
あ、模型関係はわざと省いています。
来年もいろいろな素晴らしい本に出会えますように。
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