久しぶりにこの手の模型の本を買いました。そして、かなり大当たりでした。
リニューアルされたハセガワ「1/700 航空母艦 赤城」をTAKUMI明春こと福士明春氏がガッツリと製作しています。
そして、プロモデラーのテクニックが余すところなく掲載されている、まさにバイブルと言える一冊になっています。
ハセガワのリニューアル版赤城に焦点を絞り込んだ作例
本書は2014年7月に金型リニューアルしたハセガワの「1/700 航空母艦 赤城」にフォーカスを当てています。
作例はエッチングパーツやオプションパーツをガッツリと使いまくったものはもちろん、ほぼ素組みのもの、ハセガワの三段甲板 赤城など、素晴らしい作例の数々が紹介されています。
まずはお決まりの工具紹介。福士氏の愛用品も掲載
最初のコーナーでまずは工具を紹介。お決まりの工具類や接着剤はもちろん、福士氏が愛用する工具も掲載されています。
ちなみにコンプレッサーは「Mr.リニアコンプレッサー L7」が紹介されています。
※このセット、無茶苦茶安いです。今なら買いですね。
が、1/700の艦船模型であれば「Mr.リニアコンプレッサー L5」で充分です。
と言いつつ、上記とあまり値段が変わらないのであればL7がいいです。
本文中には他にも塗料・工具などが出てきますのでしっかりチェック!です。
かなり親切に解説された作例。一つの工程毎に写真が掲載されています
今回はかなり細かめに製作過程の解説がなされています。
元々、このシリーズは写真点数が多めなのですが、更に増やしている印象です。
今回、とても使用頻度が高いのがウェーブの「黒い瞬間接着剤」です。
粘度が高いようで、合わせ目を埋めたり、押し出しピンを埋めたり、様々な場面で活躍しています。
もちろん単品ではなく、硬化促進剤との併用です。
これ、私も使ってみようと思います。
エッチングパーツはハセガワ製はもちろん、フジミ製やファインモールド製も使用
肝心のエッチングパーツですが、現段階では木製甲板と一緒に付いている甲板用のものしか公式にはリリースされていません。
そこで、ハセガワの「3S-07 空母赤城 ディテールアップパーツ」や「3S-49 航空母艦赤城 三段甲板ディテールアップパーツA」「3S-50 航空母艦赤城 三段甲板ディテールアップパーツB」を使っています。
他にもフジミの1/700 赤城用エッチングパーツ、艦載機用にファインモールド製のエッチングパーツも使用しています。
フジミ模型 1/700 グレードアップパーツシリーズ No.19 日本海軍航空母艦 赤城 専用エッチングパーツ プラモデル用パーツ
惜しみなく掲載されているTAKUMI流艦船模型製作の極意
この本では1/700 赤城の製作はもちろん、艦載機の製作方法にもフォーカスしています。
以前、赤城を製作したときも艦載機がなかなかうまく作れなかったので、これはとても参考になります。
赤城本体の製作にもたくさんのノウハウが提供されていて、かつ、他の艦船模型製作でも応用できそうなことが多く、かなり勉強になります。
今まで福士氏の本は何冊か買いましたが、まさに集大成!という印象です。
もちろん素組みの事例も掲載。製作はあの長徳佳崇氏!
非常に出来のいいキットとして評判が高いので、もちろん素組みの事例も掲載されています。
しかも、製作したのは私が尊敬して止まない長徳佳崇氏です!
こちらの作例も素晴らしいので是非!
ただ、製作過程はあまり紹介されていません。
まさにバイブル!艦船模型製作のレベルを上げたい方は必須の一冊
久しぶりに模型製作の本を買ったのですが、これは買って良かった!の一言です。
ただでさえ細かい艦船模型製作ですので、キレイに作るにはいろいろなノウハウがあります。
そのノウハウを余すところなく掲載しているという点で、この本は買う価値あります。
まさに「至極のテクニック」が満載!というところでしょうか、オススメです。
というか、また赤城が作りたくなりました。
積んであるものをいくつか作ったら、リニューアル版赤城を作りたいと思います。
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