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【模型ホビーショー2018】総括 / 昨年は感じなかった危機感を感じた2018年

毎年規模を拡大している「全日本模型ホビーショー」。私も3年連続で参加しました。
主要メーカーや私が気になったブースを紹介させていただきました。
他のブースについて写真をこちらに掲載しつつ、総括的な記事を書かせていただきたいと思います。

目次

年々増えるのかな?と思うのですが、なかなかそうでもない「ドール」関係

毎年増えるのかなーと思って見ているのですが、出展数がなかなか増えないのが「ドール」。
今年面白かったのは「azone international」さん。秋葉原にも店舗があります、確か。

個人的にはレムラムが可愛くて・・・買わないけどね。

もう少し違うアプローチをしてもいいのでは?「モデリウム」

私がとにかく尊敬するプロモデラーの長徳佳崇さんが役員を務めるのが「モデリウム」。
以前はイベントでもゲストモデラーとしての登場が多く、直接お話を聴く機会はなかったものの、セミナーのような形でお話をお聞きすることが出来たのですが、普通にブースにいらっしゃって逆に話しかけられません・・・福岡では話しかけてみたのですが・・・また福岡かな〜

少々変わった面白いものを展示されていました。

全体的にマッタリ感が出て来た印象

確かにここ数年かなり盛り上がってるプラモデル。
模型ホビーショーも盛り上がってるように見えます。一般公開日はかなりごった返すので、そこだけ見るとすごい盛り上がりに見えます。

ただ、私が見ている感じではマッタリというか、頑張りのベクトルが違う方向に向いているのかな、というように見えました。
既に手探り感が出て来ているかな?と。

メーカーや業者、出版社、そしてプロモデラーなどがもう少し考えて動いていかないと、ブームの終焉は早いんじゃないかな、と。

実際、今回の展示で欲しいと思った新商品は器具・塗料・模型いずれもあまりありませんでした。
「欲しい」と思ったのは、以前から作りたいと思ってた系統のものばかり。

なので、少々危機感を感じています。

プラモデルなんて結局は「切る・貼る・削る・塗る」なので、工具のラインナップも限られてきます。
ただ、そこに創意工夫があって、どれだけ使いやすいものを提供するか、如何にモデラーが楽して(笑)、楽しんで”そこそこの”クオリティの作品を作れるか、というところを考えていかないとダメなんだろうな、と。
超絶な作品を作りたい人たちはまた別の市場になる、と私は思ってます。もちろんそちらの市場も大事です。超絶な作品はもちろんそれなりの技術があって作れるものですが、敷居を下げる努力、その「超絶な作品を作りたい」というモチベーションにいくまでの流れを作るところを各メーカーもっと頑張って欲しいところ。
まあ・・・これでも随分敷居は下がった印象ですが、地方の販売店とかのフォローもメーカーや問屋がもっとしっかりやって欲しいですね。
いつまでも昔のやり方でやってる場合ではないです。
地方の小売りが潰れてもAmazonとかヨドバシとか通販会社が売ってくれるから、なんてことをもしメーカーが思っているのなら、模型業界はこれからどんどん衰退しますよ。
地域に根ざした、地域のモデラーをフォローしてくれるお店が存在していることは、実はものすごく大きいですし、そういうお店が例えば「親子模型教室」みたいなイベントをどんどん打てるようにフォローアップしていくこともメーカーや問屋の役割でしょう。
なんか、全体的に守りに入ってた気がして、ちょっと恐いです。新規を増やしましょう、もっと。
スマホゲームに負けてる場合じゃないです、マジで。

今年行ってみて、昨年は感じなかった危機感を感じたので、ちょっときつめに締めてみます。

来年はもう少し「これ面白い!!」と興奮できる何かがあることを願ってます。

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