ふとしたTwitterへの呼びかけから始まって、行ってきました、大川まで。
大川、と言ってもどれくらいの方がピンっと来るか分かりませんね。
日本最大の家具産地、福岡県大川市です。その大川にある「株式会社関家具」へ行ってきました。
もういろいろと圧倒されてしまって写真ほとんど撮ってないんです、ごめんなさい。
次に伺った時に改めて会社の外観などなど撮ってきます。いろいろステキです。
日本最大の家具産地 福岡県大川市
大川市は福岡県と佐賀県の県境に隣接している人口約34,000人(2019年10月末現在)の市です。
「大川家具」と言えば聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
その「大川家具」の産地が大川市です。
家具だけではなく、建具なども有名で「大川組子」というとても細かい木工技術を有しているところでもあります。
そんな大川にある「関家具」さん、eスポーツ業界に参入、ということで行って参りました。
「株式会社関家具」は家具の総合商社であり、家具メーカーでもあります
サイトを見て頂けるとちょっとピンっとくる方もいるかもしれません。少々変わった(いい意味で)会社です。
大川家具の歴史は大変古いのですが、関家具さんは昭和43年創業と比較的新しい会社になります。
当初はいわゆる「商社」として創業、後に製造などを手掛け、今では独自ブランドをいくつも立ち上げて卸と製造を両立させています。
伺ってみて感じたのは「面白い会社」の一言です。抱いていた「家具屋」のイメージが大きく変わりました。
そんな関家具さんが新しく・・・でもないのですが、今回手掛けているのが「ゲーミングチェア」。
eスポーツの世界に本気で参入した大川の家具屋さんが立ち上げたブランド「Contieaks -コンティークス-」
実は関家具さん、7年程前に一度eスポーツへの参入を試みているとのこと。
まだ日本では「eスポーツ」という言葉がほとんど聞かれなかった頃です。その時は断念したとのこと。
つまり、今回の参入はリベンジになります。
リベンジの思いが実はブランド名「Contieaks」にも現れています。
「Contieaks」とは
「Continue(コンティニュー)」+「Peaks(ピークス)」を併せた造語とのこと。
「Continue」には「持続する」「諦めない」という意味があり、再挑戦を表している、とのこと。
「Peaks」には「頂・頂点・最高潮」「頂点を目指す」という意味を持たせている、とのこと。
また、山の頂を表現したロゴはマニアック過ぎず、ニュートラルなデザインで様々な商品に展開がしやすい、ということで採用されたそうです。
つまり、今後、ゲーミングチェアだけではなく、様々な商品展開を考えている、ということになります。
「Contieaks」ブランドの第1弾がゲーミングチェア「Eiger -アイガー-」と「Roussel -ルセル-」
というわけで、やっと本題のゲーミングチェアです。
2020年1月のリリースを目標に商品化を進めているのが「Eiger -アイガー-」(以下「アイガー」)と「Roussel -ルセル-」(以下「ルセル」)という2種類のゲーミングチェアになります。
向かって左が「アイガー」、センターと右が「ルセル」になります。
なんでも、他社商品の低評価レビューに全て目を通して、不満と書かれていることを全て解決、解消しているとのこと。
もしそれが本当ならかなりよいものが出来ているはず、と結構ハードル上げ気味で伺いました。
「アイガー」と「ルセル」、見た目の違いは座面のデザイン。後は背もたれの真ん中に色があるかどうか、という程度。
座ってみると、なるほど、どちらもかなりよい感じ。
「アイガー」は肩の収まりがよくて、椅子に抱えられている感じ。「ルセル」は肩が広めに取ってあるけどそれなりに収まる感触もある。好みでどちらか選べるのはステキ。
他の違いとしては肘掛けが「アイガー」は3D(昇降・前後・回転)、「ルセル」は4D(昇降・前後・回転・左右)、とそれくらい。
余談ですが、現在、私はAKRacingのゲーミングチェア「NITRO」を使っています。
購入したのが2019年8月なので、この記事執筆時点で3ヶ月座っています。
で、この「NITRO」との比較になりますが、「待っておけばよかった・・・」というのが正直な感想です。
まず、どのメーカーのゲーミングチェアでも座ってみて感じることがあるのですが、座るときしむ音が結構するんですよね。
「NITRO」も然り、店頭で座った他社のチェアでも然り。
その点、「Contieaks」はきしむ音がしません。あの音にはキチンと原因があって、その原因を解消した、とのこと。
なので、配信者もあの音を気にせず使ってもらえるようになっています。
座面、背もたれなど、ウレタンは成形モールドウレタンを採用、荷重が分散するためお尻や背中が痛くなりにくいです。
背もたれのリクライニングは160°、23段階。
リクライニングのレバーがとても柔らかいのに驚きました。
背もたれを倒す時の滑らかなこと・・・その後、戻すときの衝撃も他社に比べると少ないのも印象的です。
座面の高さも一般的なゲーミングチェアは靴を履いて座ってちょうどいい感じですが、日本人に合わせて裸足でもちょうどいい高さになっています。もちろん上下の調整は可能。Class4のガスシリンダーを使っているので安全性や強度も間違いありません。
座ると意外とガタつくのもゲーミングチェア。「NITRO」も少しガタつきがあります。
店頭などで座ってみてもガタつく、違和感がある、というものは多くありました。そのガタつき、違和感がほぼありません。
座面の回転もとてもスムーズ。
肘当てにもこだわりがあります。
特にこだわったのは「幅」とのこと。スマホ、タブレット、Nintendo Switchなどでのプレイも考慮しているとのこと。
なので、コントローラーも使いやすいです。
また背当てが横から見るとキレイな「雫型」になっています。
これもこだわったことの一つだそうで、上下逆にしても使える、とのこと。
また、背当てやヘッドレストに使っているゴムは二重化して劣化しにくくなっています。ここもこだわりです。
キャスターはPU製のため、床に傷が付きにくくなっています。
また、JIS規格に則った品質試験も実施。非常に高い品質であることが証明されています。
(「Contieaks」のTwitterアカウントを参照のこと)
こだわりが多くてなかなか全てを掲載することが難しいので、この辺りで。
価格もお買い得感ある30,000円台前半
「アイガー」と「ルセル」、基本的な機能はほぼ同じなので、価格帯も結構近いです。
アイガー:33,800円(税込)
ルセル :32,780円(税込)
「アイガー」は楽天市場で予約が始まってます。
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ルセルはAmazon.co.jpで販売中です(最後にリンクあります)。
既存のゲーミングギアに一石投じる存在になり得る「Contieaks」
既存のゲーミングチェアを踏襲しつつ、徹底的に改良を進めた結果がこの「アイガー」と「ルセル」という印象を受けました。
正直なところ、これ以上の改良は他社であってもなかなか難しいかもしれません。
こういった商品をリリースできるのはやはり「家具の総合商社」と「家具メーカー」という両面を併せ持った関家具だからこそ、だと思います。
また、担当されている山本さん、江上さん両名の情熱もかなりのもので、その情熱を受け止められるだけの懐が深い会社だから出来る事、だとも思います。
今後も様々なゲーミングギアの開発を考えているという「Contieaks」、非常に楽しみです。
関家具さんにはこんなスペースもありました。
ステキなカフェスペース。落ち着きます。
※その後、こんな記事を書いてます。
https://game.hobbyfields.com/16206 https://game.hobbyfields.com/17031
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