毎号買うたびに「そろろそ辞めようか」と思いつつ、買い続けているのが「Quick Japan」という雑誌である。
この雑誌、1号、というか、創刊準備号から買っている。
何度かこのサイトでも紹介した気がするこの雑誌、今回の号を買って、もう少し買ってみようと思った。

というわけで過去記事を探してみたらこんな記事を書いていた。

ちょっとだけ尖ってる雑誌「Quick Japan」

ここにも書いてあるが、1994年創刊なのでもう23年。そして私は23年買い続けている。

今号、135号には創刊時に編集長だった赤田祐一氏が登場。
赤田祐一氏、石丸元章氏、そして姫野たまさんが
「新宿ロフトプラスワン」から90年代サブカルを振り返る
という記事で対談をしている。

記事の内容は本を見ていただくとして、まさにその頃、サブカルチャーにハマっていた田舎育ちの私にとっては懐かしく、というわけではなく、あの頃、サブカルチャーに感じていたことが言語化されて今の時代にこうやって雑誌掲載されていることが何というか、複雑な感じがしている。

この記事にも名前が挙がっているが「危ない1号」は確かリリースされた4号全部を購入していた(持ってる?)し、当時かなり話題になった「完全自殺マニュアル」も購入した。
だからといってドラッグ願望があったわけでもなく、当時は自殺願望があったわけでもない。
いざとなったらそういう「逃げ場がある」ということを知ったのだ、ということが今回の記事を読んで「はっ」とさせられた。
そして、サブカルチャーというよりは、カウンターカルチャーの領域に踏み込んでいたこれらのことを情報として、知識として持っているべき、と当時の私は考えるようになった。
今思えば、これらの情報に触れたおかげで、何かを見るときにいくつもの角度で見る姿勢であったり、冷静に物事を見る姿勢や想像する(妄想する)力が養われたのではないか、と思う。

そして、この号には最初に加藤ミリヤさんが寄稿している。
特集は紅白でのパフォーマンスが衝撃的だった欅坂46。
南壽あさ子さんに家城啓之さんの対談にアニメ「ギルティクラウン」から派生したアーティスト集団「EGOIST」。
と相変わらずの雑多ぶり。

ただ、欅坂46のメンバーへのインタビューは今までのアイドルへのインタビューと少し違うものを感じた。
特にセンターを務める「平手友梨奈」さんのインタビューはいろいろと腑に落ちつつ、ステージ上の彼女に見える強さと脆さの理由が少しだけ見える。
もちろん彼女たち自身のスタンスが恐らく今まで「Quick Japan」に掲載されたアイドルと違う、ということもあるかもしれない。
インタビューする側の姿勢が少し変わったのか、ここ最近のインタビュー記事の中ではかなりよかった。

その他の記事も何というか、光が見えてきた、というか、雰囲気が今までと違う印象を受けている。
取り上げるべきカルチャーの中にサブカルチャー要素やカウンターカルチャー要素を強く含んでいるものが増えてきた、そういう印象を受けている。

様々なサブカルチャーがメインカルチャーへと押し上げられていった2000年以降。
アニメやコミケなどもいつの間にかサブカルとは呼べないところに引っ張り出されてきた。
サブカルチャーだったから、そこに居場所があった人たちもきっとたくさんいるだろう。

これからそういう人たちが新たなサブカルチャーを作っていくだろうし、実際に作られ始めているのかもしれない。
そして、そういう人たちを追いかけつつ、メインカルチャーへのアクセスも続ける、という姿勢がここ数号の「Quick Japan」には見られるような気がする。

せっかくなのでもう少し買い続けてみようと思う。
先に紹介した記事では「廃刊になるまで」と書いたので、本当に廃刊になるまで買い続けてみようかな。

入り口は「欅坂46」でもいいので、一度手に取って読んでみて欲しい雑誌。

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