コロナ禍前辺りからイヤホンに力を入れてます、なぜか。
通勤時間が長いわけでもないし、歩きでウロウロするわけでもないので、装着する機会はさほど多くないのですが。
コロナ禍でなかなか「試聴」して買うことが難しいのですが、finalがリリースする完全ワイヤレスイヤホン「ZE3000」を”相方が”買いましたので、先に借りてレビューします。
イヤホン、ヘッドフォンを試聴なしで買う、という行動は私的には正直リスキーなのですが、それでも最近ハズレがないので調子に乗ってます(苦笑)。
というわけで、今までは「ag」ブランドでの完全ワイヤレスイヤホンのリリースはありましたが、finalとしてはエヴァコラボに続く2商品目となります。
「ZE3000」という型番で分かる方もいらっしゃると思いますが、finalの低価格イヤホン「E3000」に関連するモデルとなります。
「E3000を超えるワイヤレスイヤホンを」ということで開発が進められた、とのこと。
E3000は普段使っているのですが、ZE3000を実際に聞いてみるとE3000どころではない音質に衝撃でした。
まずはパッケージ写真から。
今回はホワイトを購入。
パッケージも上品かつとてもクリーンな白で高級感あります。
開けるとこんな感じです。
本体、ケース共にとても質感がいいです。高級感がありますね。
さりげないfinalのマークも感じいいです。
ケースも非常にシンプル。完全ワイヤレスイヤホンは全体的にシンプルなケースが多いのですが、その中でもかなりシンプルな方ではないか、と。
ロゴのあしらいもオシャレです。
そして、こちら。
イヤーピースは「TYPE E」が付属。
このイヤーピースは私も購入してまして、完全ワイヤレスイヤホンに使うにはケースへの干渉も少なくてとてもいいです。
「ZE3000」の場合は多分ですがスパイラルドットなども使えそうで、イヤーピースを変更しての音の違いなども気になるところです。
さて、実際の音ですが。
私の場合、ワイヤレスイヤホンの音の基準は随分昔に買った「i.am+ button」です。
ワイヤレスに限って言えば、これを超える音のものを買ったことがない、というか、この価格を超えるものを買ったことがない(苦笑)。
なので、いまだにこれが基準の一つです。
今回の「ZE3000」、個人の好みも入っていると思いますが、初の「i.am+ button」超えです!
エージングも何もしてない、本当に初めての試聴ですが、なかなか強烈な音です。
まず、音の加工がとても少ない印象です。変にユニットなどでいじくり回してない、素直な出音。
「E3000を超える」ということだけあって、E3000の系統を受け継ぐような音作りがされています。
音の広がりであったり、しっかりと定位が取れている点はE3000を上回っているように感じました。
完全ワイヤレスイヤホンにありがちな「作った音」ではなく、元の音をしっかりと鳴らそう、という意気込みが感じられる音です。
個人的には高音の立ち上がりの素晴らしさと、とても芳醇な中音域、主張し過ぎないけどしっかりと鳴る低音域に感動しました。
全ては音の解像度を非常に高く表現できているからこそだと思います。
同価格帯、ということで、所有している「Noble Audio Falcon 2」と比較してみたのですが。
「Falcon 2」はまだレビューしてませんでしたね・・・
正直なところ、好みもあると思いますが、「ZE3000」を聴いた後で聴いてみたところ、まあ、ちょっと、うん・・・・
全体的な音の抜け感が低いなあ、と。これはこれでジャンルによっては悪くないんですが・・・
その点「ZE3000」は何を聴いても音に閉塞感がほぼ感じられず、心地いいんですよねえ。
「Falcon 2」はエージングをしっかりと行ったりしたこともあって、まあまあ気に入っていたのですが、そうは言いつつも「i.am+ button」の方が音が好みだったのはもちろん、「ZE3000」がなかなか良すぎて、どうしようかな・・・という感じです。
ちなみに防塵・防水性能はIPX4の生活防水対応です。
この完全ワイヤレスイヤホンが15,000円くらいで買えるのが信じられないですね。
これで「i.am+ button」の中古を探す必要がなくなります(苦笑)。
finalの完全ワイヤレスイヤホン「ZE3000」オススメです。
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