たま〜に行きます、長崎県美術館。
結構、面白い企画展をやってるんですよね、ここ。
というわけで、ゴールデンウィークという人が多い時期にも関わらず、行ってきました。
メインの目的は「片岡鶴太郎展 〜 長崎椿 〜」です。

片岡鶴太郎さんの絵が好きなわけではありません。かと言って嫌いでもありません。
ただ、まあ滅多に見られるものではないので、ということで行ってみました。
片岡鶴太郎展 〜長崎椿〜 | 長崎県美術館
DSC00880なんというか、芸人・片岡鶴太郎はテレビで随分と見た記憶があります。
もちろん、画家・片岡鶴太郎も知らなかったわけではありません。
しかし、こうたくさんの作品を見せつけられると、何というか、才能豊かな人なのだなあ、と改めて思います。
更にはボクシングのプロライセンスを持ってらっしゃるわけですから、文武両道と言いますか・・・すごい人です。
繪(ご本人が「絵」をこの字で表現してらっしゃるので、あえて)は特徴的な淡い色合いのもの、重い色合いのものなど様々。
焼き物や着物に絵付けたものもあり、表現の幅がまだまだ広がっているという印象を受けました。
本当に個人的な感想としては「海のものの方がいいなあ・・・」。一通り見てみて、やはり魚の絵がすごく活き活きしていて、何というか、ステキでした。
彩がとても美しい作品の数々、見に行って損はしないと思います。
さて、たくさんの方がいらっしゃっていた「片岡鶴太郎展」ですが、他にも「常設展」というものをやっています。
常設展まで回る人はあまりいらっしゃらないようですが、実はいつもこの「常設展」が面白かったりします。
今回もいくつかやっていましたが、ご紹介したいのは「渡辺千尋の仕事」そして「緑なき島 ― 奈良原一高の軍艦島」です。
渡辺千尋さんについてはこちらをご覧下さい
エングレーヴィングという銅版画の手法を使った、極めて緻密かつ独創的な世界を描く版画家でありながら、グラフィックデザイナーでもありました。
また、銅版画”セビリアの聖母”の復刻を手がけられ、その復刻の過程で調べ上げた様々な疑問や難題をまとめた「殉教の刻印」という本の著者でもあります。
そして長崎にとても縁の深い方です。

別のサイトへのリンクですが、個人的にはこの「机上の惨事」という作品が好きです。
他にもこちらのサイトに作品の画像が掲載されていますので、一度ご覧下さい。ただ、実物の迫力と緻密さはこんなもんではありません。
もう一つ「緑なき島 ― 奈良原一高の軍艦島」。
こちらはまだ人が住んでいる、活気あるであろう時期の軍艦島を撮影した写真展です。
今は「世界遺産へ」ということで旅行者も多い「軍艦島」ですが、とりあえず行く前にこの写真展を見た上で行くとまた印象が違うと思います。
この国の高度経済成長がこういう人たちに支えられていたのか、ということが明確に見え、何だか心にずっしりと重い、そんな印象を受けた写真展です。
サイトでなかなか閲覧出来るものがなさそうですが、1枚だけ。
国立美術館へのリンクです。
写真の多くはこちらの「独立行政法人国立美術館」の所蔵作品総合目録検索システムにて閲覧出来ます。こちらの検索窓に「奈良原一高 軍艦島」と入力してみて下さい。
なんというか、言葉に表せない、そんな感情を持った、常設展2つでした。
これから「片岡鶴太郎展」を見に長崎県美術館に行かれる方も多いと思いますが、出来れば常設展の方へも回ってみて下さい。
入場料は「片岡鶴太郎展」の分だけで常設展も観覧できます。
他にも「須磨コレクション」など、面白いものを見ることが出来ます。

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