イヤーな季節がやってきました。
特に今年、2020年は海水温が高いこともあり、台風の勢力がマシマシでやってくる傾向にあるようです。
そこで、一部の人たちの間で台風シーズンに見るサイトとしてはマストになりつつある、米軍による台風予報サイトの見方を少し解説します。
米軍台風予報サイト、正確には「Joint Typhoon Warning Center」略して「JTWC」(以下、JTWC)と呼んでいます。
台風関連サイトで「JTWC」という文字を見かけたら「米軍の台風予報ね」と思っていただければ間違いないでしょう。
私もここ数年利用していますが、正確性が比較的高く、他のサイトと並行して活用することで台風の進路や強さをある程度読むことが出来ます。
もちろん、予報ですので間違えることもありますが・・・そこは他の予報サイトや機関も同様です。
更新のタイミングは?
まず大事なのは更新のタイミングですね。
JTWCの場合、少々複雑です。
サイトの更新タイミングはだいたい日本時間で0時、6時、12時、18時(JTWCサイトの時刻では 15時、21時、3時、9時)です。
ただ、更新された時間の予報ではなく、予報の基準はその3時間前、つまり日本時間で21時、3時、9時、15時(JTWCサイトの時刻だと12時、18時、0時、6時)になります。
分かりにくいので表にしてみました。いちばん左の赤文字の時間に更新されます。
6時間おきに更新されて、更新された時間の3時間前の予報、と覚えておくといいかもしれません。
図の見方
次に図の見方です。日本の気象庁発表のものとはちょっと違いますので注意が必要です。
図に直接書き込みました。
図にも書いていますが・・・
時間は全て +9時間することで日本時間になります。
風速は海外の場合 KTS(ノット)表記がほとんどです。これを日本の m/s にするにはだいたい半分にすればOK。
正確に出したければ 1m/s = 1.9438KTS・・・分かりにくいですね。
1KTS=0.514444m/s
ですので、100KTS = 51.444 m/s になります。
ただ、風速の算出方法がそもそも違いますので、本当に正確に出したい場合はKTSに0.514辺りをかけるとよさげです。
表の見方
表についてはチェックするところはほぼ1ヶ所になるかと思います。
最大風速と瞬間最大風速です。
図の方に連動しています。
というわけで、何より台風対策をしっかりと行いましょう。
その上で被害を抑えるためにこういうサイトを活用して早め早めの対策を取りましょう。
以前書いたこの記事も。
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