※スクリーンショット撮りました!貼りました!
昨晩、ようやくクリアしました、「ジャッジアイズ -死神の遺言-」。ネットでは「キムタクが如く」と呼ばれてます。
主演:木村拓哉で話題になったあのゲームです。
「なんだ、キムタク主演で話題性だけだろ」と思ってるあなた、その考えはすぐに改めましょう。良作どころか、個人的には名作の1本に入りそうです。
さて、コカインで捕まったあの方が出演されているので、この記事を書いている時点では「販売自粛」されていますが、amazonなどではまだ普通に売ってます。多分、在庫なくなったらこのバージョンは終わりでしょう。
リリース前から「キムタクが如く」と呼ばれていたこのゲーム。
私も最初は「なんだキムタクか。龍が如くスタジオも話題作りに走るのか」と思っていました。
が、リリースされる直前辺りから評判が変わってきて、リリースされた直後の盛り上がりを見て「あ、これ、ちょっと違うかも」と判断を切り替えるという状況に。
で、先日買ってみたわけですが、最初の数時間で「ごめんよ、木村さん。龍が如くスタジオさん」と謝りました。
いやこれ面白い!
木村拓哉を動かせる、というだけでこんなに面白いのか!
これ、既に私もいろんな人に話したのですが、まずはこれに尽きます!
「キムタクを動かせる」というのがこんなに楽しいのか!面白いのか!と、正直感動しています。
キムタクが殴る蹴る。
キムタクが自転車ぶん回してヤクザやチンピラを蹴散らす。
キムタクがコンビニ店員と交流を深める。
キムタクが風俗でお姉ちゃん相手にモジモジする。
キムタクがハンバーガーを食べる。
キムタクがドローンレースで勝って喜ぶ。
キムタクが・・・・・
富士そばにキムタクが!!
いや、もう本当にこれだけである意味「買った価値がある」と言ってもいいかもしれない。
というか、「動かせるのが面白い」と思わせる重厚感あるシナリオ
「龍が如く」と言えば、我が家では「伝説のシナリオ “龍が如く6″の悪夢」が脳裏に刻まれています。
あれほど「買って損した」と思ったゲームはありません。
それもあって、この「ジャッジアイズ」、シナリオの面では期待していませんでした。
まあ実際のところは「龍が如く」っぽいといえば、そんな感じのシナリオの流れです。
なので、龍が如く独特のかったるさ、というか、説教臭さというか・・・は本作でも健在です。
ただ、そういう面を払拭しているのがまさに木村拓哉の存在感。
「物語の繋ぎが変」とか「あんな裁判ないよ」とか、いろいろ言いたいことはあるけど、そこを全て木村拓哉の存在感が「チャラ」にしてくれます。
それどころが、ぐいぐいストーリーに引き込んでくれます。
サブクエストは相変わらずのお遣い要素高めだけど、キムタクだから面白い
サブクエストは相変わらずくだらないのが多いのですが、不思議と楽しいです。
それもキムタク要素の一つなのでしょう。
キムタクがカツラを追いかける、キムタクが変態を追い詰める、キムタクが猫を探す、キムタクが・・・・・
舞台は「龍が如く」をプレイしてきた人にはお馴染みの「神室町」というのも分かりやすいです。
既にマップも建物もある程度データがあるので、それを流用できる、という点でも「あり」。
プレイする側としても「あ、ここ・・・あの時に・・・・」とか、いろいろ想いを馳せることも出来ます。
木村拓哉以外の俳優もすごい
脇を固める俳優さんたちもすごいです。
どこまで書くか悩みますが、例のピエール瀧さんの存在感は最初から最後まで半端じゃないです。
あの役を差し替えて、このゲームの魅力がどうなるのか、気になるところ。
差し替え後のバージョンもやってみたい・・・・
木村拓哉主演だからこそのゲーム
クリアが見えてきたところで寂しくなったゲームは正直、初めてでした。
最後のシーンに向かっていくところで「ああ、終わるんだ」と思うと、なぜか涙が出そうでした。
それだけよく出来た世界観、よく出来たシナリオ、それぞれのキャラが立った配役。
最後までクリアして感じたのは「このゲームは木村拓哉でないと成立しなかった」ということ。
木村拓哉が主役で、という前提があって組み立てられたシナリオだと感じたし、彼の存在ありきで作られたゲームだと思った。
それだけ彼の力が強くて、彼が発するからこそ意味のある台詞が多く、まさに「キムタクが如く」と言える。
木村拓哉の存在感は変わらずすごいんだな、と。
もう一つ。
多分、彼は楽しんで台詞の録音やモーションキャプチャーに参加したんだろうな、というのがゲームを通して見えるんだよね、これ。
自分が映画でもドラマでもないところで、他人が実際に手を動かすことで息をする、もちろんそれはシナリオの上でしかないけど、それでも自分じゃない人が自分を動かすことに興味を持ち、それを楽しんで欲しいと思うと同時に、自分も楽しんでいる、そういうことが画面を通して伝わってくる。
それは今回は他の俳優さんについても同じ印象を受けた。
「龍が如く」シリーズは俳優さんの起用が多いけど、たまに「あーこの人、多分つまらなかったんだろうな」という人もいたりして、そういう人はプレイ後、全く印象に残らない・・・出ていたことすら覚えてない。
でも、今回は中尾彬さんにしてもピエール瀧さんにしても、”あの人”にしても、楽しんで収録したというのが声から見えてくる。
ゲームの、いや、エンターテイメントの方向性の一つとして、かなり新しいことをやった「龍が如く」を継ぐ作品としては、かなり面白いものになっている、と個人的には思います。
本当に「映画ではなくゲームで」という方向性が増えてくるかも、と思わせる、そんな1本です。
強いて言えば・・・・
強いて言えば、そろそろあのキャラの動きをどうにかして欲しいところ。
歩くところや会話の時の表情など、もう少し自然になると思うんだけど。
街中で聞こえてくる会話(の吹き出し)、バリエーションが少なすぎ。あれならむしろ「なくていい」。
細かいディテールにこだわるなら、そういう部分はもっとこだわって欲しかった。
街中での遊びももう少しバリエーションが欲しかったかな。
あー結局、将棋と麻雀はやらなかったな・・・・2周目でやろうかな。
(1周目で33%くらいしかクリアしてないので、2周目は必須かな・・・・)
シナリオを邪魔しないボリューム、と言われると納得するかもしれないけど、もう少しキムタクで遊ばせてよ、という方が大きいかも、今回は。
久しぶりに続編、いや、シリーズ化を強く希望する1本
主要メンバーはこのままでシリーズ化して欲しい、と強く希望したい。
あとはキャラの動きなどを改善して、より自然な感じに。
中古でも何でもいいから、差し替え前に買って遊んで欲しい。
終わったら売ろうかと思ってたけど、売らずに持っておきます、これ。
あと、差し替え後、早々にSteam配信希望します(笑)。
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